フルーツShomeido スタッフのフルーツてんこもりブログ

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97年の歴史、浜松のアローマメロンにもロマンあり!

こんにちは、バイヤーの河原です。 桜の開花宣言は出たものの、かなり冷える日がつづきます。 このままではひょっとしたら、浜松市では入学式頃が桜の満開時期かもしれませんね。

さて、外気温はこんな具合ですがメロンを栽培する温室の中は天気の良い日中だと 30℃を超える日もあり、作業をするには半袖でちょうどよい感じになってきています。

メロンといえば、先日市場でメロンにつけるシールや帯について意見を求められることがあり 改めて浜松のメロン栽培の歴史について感じ入ることがありました。

今浜松で話題となっているのは何といっても、NHK大河ドラマの『おんな城主 直虎』です。 この直虎特需にあやかって色んな商戦が繰り広げられていますが、この機会に浜松こそが 高級マスクメロンの産地であることをアピールしたいと、メロン農協浜松支部でいろいろと 検討されているようです。

クラウンメロンを出荷するクラウン支所は袋井市を中心とした生産者が加盟していますが 組合の発足は大正13年とされています。 一方、アローマメロンを出荷する浜松支所は大正9年と最も歴史があり、当時袋井市の生産者は 浜松の生産者から全て手ほどきを受けていたのです。 97年も前から浜松で栽培されていたマスクメロンは、紐解いていくと『おんな城主 直虎』以上に ロマンがありそうですね。

愛媛産せとか

今日の試食は愛媛産せとかです。
実店舗の在庫もあとわずかです。
ゼリーみたいな食感で本当に瑞々しくて美味しいです。
色もきれいで果物と言うよりスイーツみたいです。
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『濃蜜青島』☆農家さんの意気込みも一緒に味わって欲しい!

こんにちは、バイヤーの河原です。 静岡県浜松市周辺では梅の花があちらこちらで見られ 季節が冬から春へと移り行く様子を梅のほのかな香りとともに 知らせてくれています。

と同時にそれは『三ヶ日みかん』のシーズンが終盤であるということ。

通常の青島みかんの入荷が終了し、『濃蜜青島』から『青島誉れ』へと 三ヶ日みかんの最終ランナーにバトンが手渡されます。

そして、本日『濃蜜青島』の入荷。

今年は、平年比100トンも少ない、200トンの入荷見込みとのこと。 つまり30%以上も出荷見込みが少ないわけで、今年は相当に出回る数が少ないです。

原因は厳しい出荷基準と気候変動が要因です。

『濃蜜青島』は、畑にマルチシートと一般に呼ばれる水を通さないシートを張り巡らし 雨水が地面に直接浸透しない状態をつくり、ストレスを与えながら栽培する方法を している畑からの出荷しか認めていません。

農家さんが一旦『濃蜜青島』を栽培すると決めたからには、出荷できるのはこの時期だけ。 特別な栽培方法だからといって収穫したすべてのみかんが出荷できるわけではなく 貯蔵中にもロスも相当発生するようです。

ここ数年の異常な気候だけでも、良質なみかんを作ることがたいへん難しくなっており その上、農家さんの経営上相当なリスクのある『濃蜜青島』の栽培、栽培園地が増えないのも うなずけます。

ただ単に期間限定・数量限定販売というのではなく、その背景も分かって欲しい 『濃蜜青島』はそういうみかんです。 赤秀だから糖度12度以上というスペックは、いったん横に置いて じっくりと味わってほしいみかんでございます。

セロリが教えてくれたこと

こんにちは!副店長の杉本です。

先日、とても立派なセロリをいただきました。

そのセロリを作ったのは、全国的にも有名な生産者さんらしく

その方を求めて、各地から見学に来られるほどだとか!

セロリというと、独特の香りが少し苦手で

普段から特に好んで口にすることが無かったのですが

シャキ~ッ!としていて、風味に変なクセが全くなく

とにかく美味しい!

全く別の野菜のように感じるほどでした。

そしてつくづく思ったのです。

「美味しい野菜って、ほんと贅沢だなぁ…」

そしてやっぱり、作り手によって、間違いなく味は変わる!

Shomeidoにも、シーズンごとに「美味しい!」を飛び越えて

「感動!!」もののフルーツが入荷します。

どんなこだわりを持って作られているのか

秘められた熱い思いを私たちがしっかりと伝えること。

そして、お客様の「美味しかったよ!」という声を

生産者さんにきちんとお伝えすること。

私たちの使命を、美味しいセロリに教えられました。

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食べ応えあります!甘平

今日の試食は「甘平(かんぺい)」です。
青秀品の3Lサイズを頂いたのですが、一人では食べきれないほど
のおおぶりです。
凝縮された甘みが口いっぱいに広がる幸せ♪
是非皆さまもお試しください。
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ゴツい外見の割には繊細だったのですね

こんにちは、バイヤーの河原です。

厳しい寒さが続きますが、フルーツの出荷は徐々に春めいてきていますね。

店舗のショーケースは柑橘一色に染まりかけています♪

本日、予定より少し遅れて入荷してきたのが『甘平』。

今は愛媛独自の品種で他県産は一般的には出荷がありません。

何となく『せとか』っぽい雰囲気がありますが

『せとか』は清見系、『甘平』はデポコン系と交配は全く違います。

『せとか』はお肌ツルツルで『甘平』はゴツゴツ、お肌ツルツルの『せとか』のほうが

何か繊細で気候の変化などに弱い・・・、そんな勝手な印象をもっていたのですが

そうではないということが分かりました。

今年の甘平は市場経由の情報で昨年比出荷10%減の見通しと聞いておりましたが

上位等級はもっと少ない見通しです。 予定より1週間遅れで入荷したのですが

最上等級の【赤秀】の入荷はなく 2番手の【青秀】と下位の無印だけ。9割近くが無印です。

原因は9月の長雨、ハウス栽培ですが空気中の水分を吸って実が裂けてしまうのが

多かったようで、それまで夏の間、水を切ってきたところに余計な水分が入ってきたこと

によるものだそうです。

一見して『甘平』よりも『せとか』のほうが皮が薄いですが、それよりもゴツい『甘平』の ほうが繊細だなんて。

酸味の少なさと甘みの強さで人気上昇中の 『甘平』、今年も甘みノッてます!

是非お試しください!

みかんの箱はどちらから開ける?

こんにちは!副店長の杉本です。

週末の寒波で、浜松でも珍しく雪が舞い空気もグッと冷たくなり

ようやく冬が来た!と感じています。

昨年11月から、シーズンごとに色々な品種をお届けしております

三ヶ日みかんもいよいよ2月中下旬頃まで。

まだしばらくはお楽しみいただけるということで

先日お客様からいただきました、みかんの保存についての

ふとした疑問にお答えしたいと思います。

●みかんの箱を開けるのは、上から?底から?●

下の方に詰めてあるみかんから消費するということで

底の側から開けるのが良いという声もありますが

当店では、入荷したみかんを一度箱から全て取り出した後

お一つずつ検品して、改めてお詰めし直しております。

ずっと同じみかんが底で圧迫されているということのないため

必ずしも箱の底から取り出す必要はございません。

●保存方法●

サツマイモや玉ねぎなど、野菜をベランダで保存することもあるのですが

天候や時間帯によって日照差や気温差が生じるため

やはりみかんは室内の納戸や廊下などがオススメです。

暖房の効いていない涼しい場所で保管していただき

最後まで美味しいみかんをお楽しみくださいね。

●箱の底に入っている白い紙の正体は?

お届けしますみかん箱の底に敷いてある白い紙。

『防かびシート』と呼んでいる紙なのですが

これがとってもよいお仕事をしてくれます。 

沖縄の与那国島の化石サンゴを加工して液体にしたものを

紙に吹き付けたもので、このおかげでカビ菌の繁殖を抑えることができる

優れた効果があるのです。 

天然素材そのものなので直接食品に触れても安心安全です。 

効果は約2年もつとされていますので

みかんを食べ終わっても冷蔵庫などでご活用くださいね。 

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